新規客が多いと売上が増えるという勘違い

1店舗だけ売上が大幅アップしている謎

こんにちは、菅(すが)です。

あるクリーニング店経営者さんとコンサルティングを行いました。

この方の会社は6店舗で営業をしています

どのお店も4月は昨年並みかそれ以上の売上となっています

ただし、

1店舗だけおかしなお店があります

そのお店では、

4月の売上が昨年対比138%になっている

というのです。

他の5店舗と比べて明らかに売上が突出しています

6店舗のうち1店舗だけ特別に売上が良い。

この売上が良いお店ではいったい何をしたのでしょう?

売上アップの謎に迫る

答えを知りたかったら現場の人に意見を聞くのが一番です。
早速、経営者さんにこのお店のスタッフさんに聞いていただきました。

すると、
こう答えてくれたそうです。

「新規客が多かったからだと思います」

売上が多いのは新しいお客さんが増えたから。
これ、一見してなんの矛盾も無いように思います。

お客さんが増えたから売上も増える

当然です。

しかし、

その安直な考えこそあなたのお店が上手く行かない一番の理由かもしれません

なぜなら、

このお店の新規客数は6店舗中最下位だったから(汗)

実は、

新規客数が少ないのに売上が伸びていくことはよくある話です

逆に、

新規客数が多いのに売上が落ちていくこともよくある話です

要するに、

新規客数と売上はほとんど関係が無い

というお話。

今日ご紹介しているクリーニング店さんの事例をもう少し深堀してみましょう。

売上が伸びた店舗の新規客数は?

実際の数字をご紹介します。

冒頭で紹介した売上が伸びている店舗の新規客数は年間たったの100人程度です

つまり、

1月に10人も新規客がこない

そんなお店。
その新客数でもう2年以上安定している。

それなのに、

4月の売上は138%になっている

もちろん、4月だけ売上が伸びているのではなくて売上はずっと右肩上がりです。

経営コンサルタントとして多くの店舗データを見ているとすぐに気が付くことがあります

それが、

新規客が少ないのに売上は伸びているお店がたくさんある

という事実。
逆に、

新規客が多いのに売上は落ちている

そんなお店もたくさんあります。

大事なことなのでハッキリ言います。

新規客数と売上はほとんど関係ありません

なぜ新規客数と売上は関係ないのか?

そりゃあそうです。
考えてみてください。

仮に100人お客様が来店されたとき新規のお客様は何人いるでしょう?

ぜひあなたのお店の数字を確認してみてください。

きっと、

あまりの新規客数の少なさに驚くはずです

では、実際にはどれくらいの数字なのか?

ほとんどのお店では100人来店されたらそのうち90人はリピート客です

逆に言うと、

新規客は100人のうちたったの10人程度

ちなみに、

これでもかなり多めの数字を言っています

それを前提として考えてみてください。

90人のお客様と10人のお客様売上に対する影響が大きいのはどちら?

当然、

90人つまりリピート客の方が圧倒的に売上に影響する

ですよね?

だから、

「売上が多いのに新規客が少ない」「新規客が多いのに売上が少ない」ということが普通に起こる

なぜなら、

新規客は圧倒的に少数派だから

でも、実際は当たり前の話なのに勘違いしている方がほとんど。

大事なことなので何度でも言います。

「 新規客が多いと売上が増える 」これ嘘ですよ

では新規客数はどうしたらいいのか?

ちなみに、

先日このブログでご紹介した利益が2100万円になった経営者さんが新規客について面白いことを言っていました。

こちらの記事で紹介した経営者さんです。

2100万円の経常利益を出したクリーニング店

2000万円以上の利益を出せる会社の経営者は新規客について何と言っているのか?

これ、

結構面白かったので明日のメルマガで深堀します

きっと新規客について新しい見方ができるはずですよ。

合わせて、

新規客数と売上の関係性
新規客比率と売上の関係

などなど、

具体的な新規客と売上に関する数字をあげて説明していきます。

ぜひ明日のメルマガ読んでみてください。

 

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それでは、また。
今日も最後までお付き合いありがとう。

 

 

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