スタッフを育てる魔法の質問
こんにちは、菅（すが）です。
あなたのお給料は誰が払っているのですか？
そうスタッフに問いかけてみてください。
いったい何と答えるのでしょうか？
売上アップしたら給料は上げた方が良いのか？
先日あるクリーニング店経営者さんからこんなご相談をいただきました。
───
売上が伸びた店舗の時給を上げようと思っています
どんなことに気をつけたらいいでしょうか？
───
その店舗は4月に過去最高の売上を記録しました
コロナ前の売上も軽くクリアし年商も増え続けています
だから、
「その働きを認めて給料をアップしてほしい」
そうスタッフさんから要望があったそうです。
ちょうどいい機会です。
ぜひ、あなたも考えてみてください。
売上が上がったらスタッフの給料は上げた方が良いのか？
また、
給料を上げるとしたらどんなことに気をつけたらいいのか？
まず、
売上が上がったらスタッフの給料は上げた方が良いのか？
という問いについて。
これ、結論から言うと、
売上が上がったらスタッフの給料はあげた方が良い
と言えます。
スタッフの給料を上げた方が良い理由
逆に考えてみてください、
もし売上が上がっているのに給料を上げないとどうなるのか？
かなりの確率でこうなります。
─
こんなに売上は増えている。
毎日お客さんがいっぱいで忙しい。
それなのに私の給料は上がらない
きっと・・・・、
社長は私たちが稼いだお金を自分の懐に入れているんだ！！
こんなあほらしい仕事はやっていられない。
真面目に仕事をすればするほど馬鹿みたい
適当に怒られない程度の仕事をしておこう・・・・
─
はい。
手抜きスタッフの育成完了です
・・・
・・・・・・（汗）
当然こんな会社では売上アップが続くことなんてありません。
スタッフが手を抜いたらそれ相応に売上は下がっていきます
だからこそ売上が上がっていって上り調子になっている時には、
出した成果に見合った給料を支給する
ということがお勧めです。
そんな解説は抜きにしても、
頑張ったスタッフにはそれに見合った給料を払う
それは当たり前のことだとは思いませんか？
給料アップの落とし穴
ただ、し一つ気を付けてほしいことがあります。
給料アップをしたときにはまた別の問題が起こりがちです
実際に給料を上げたあと多くの経営者さんはこう言います。
───
せっかく給料を上げたのに
・・・・・
全然スタッフの働き方が変わらなかった！！
───
昇給したけど働きが良くならない
それどころか、
昇給したとたん気が抜けて以前出来ていたこともしなくなる
そんな残念極まる事態になることは珍しくありません。
それはそれでまた問題。
売上が上がったのに昇給しないとスタッフの気持ちは離れていく
しかし、
昇給してもスタッフはちっとも良くならない
まさににっちもさっちもいかない状態。
一体どうしたらいいのでしょう？
昇給をスタッフの成長につなげる解決策
解決方法はいろいろあります
でも、
いろいろな給料アップのノウハウを知る前にやることがあります
それが、
給料の基本を押さえる
ということ。
その基本がこちら。
スタッフのお給料を払っているのは誰なのか？
この問題をしっかり理解してください。
ちなみにあなたなら何と答えますか？
多くのスタッフはこう答えます。
会社が自分の給料を払っている
でもね、
それ間違っています
だって、
会社が会社の財産を減らしてお給料を払っていますか？
違いますよね？
答えを言います。
スタッフのお給料を払っているのはお客様です
会社でも社長でも銀行でもありません。
サービスや商品の対価としてお客様がお金を払う
↓
そのお金を会社が分配して一部をお給料として渡している
これがスタッフのお給料の正体です。
とどのつまり、
スタッフのお給料を払っているのはお客様
だから、
お客様からたくさんお金をいただけたらスタッフのお給料を増やせる
逆にそうでなければお給料は増やせない
すごく単純な話ですよね？
その基本がきちんと理解できるようになればスタッフは変わります。
「客様からもっとお金をいただける仕事が出来たら自分の給料も増える」
「自分のお給料を出しているお客様に何がお返し出来るか？」
という考え方になりますし、
「自分のお給料を払ってくれているお客様に感謝しないといけない」
そんな気持ちにもなります。
感謝したら行動は変わりますよね？
逆に、
「会社が自分の給料を払っている」
そう勘違いしたら、
「上司の機嫌を取るのが大事だ」
という考え方になってしまいます。
人材育成の魔法の正体
スタッフを育てる魔法
そう聞くと何か特別なことのように思えるかもしれません。
でも実際は、
基本的な道理と仕組の再確認でしかありません
「 お客様からいただいたお金で自分は生活が出来ている 」
そんな当たり前のことをぜひスタッフの皆さんと再確認してみてください。
当たり前のようで見落としがちな大事なことですよ。
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